「サンタクロースっているんでしょうか?」
「サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」
1897年のアメリカのニューヨーク・サンという新聞社に届いた
8歳の女の子からの一通のお手紙。
その返事として、ある新聞記者が愛情深く返答した今も語り継がれる名社説を訳した本です。
目に見えないもの、心の大切さを語りかける、サンタクロースはいないと思い始めた子供達だけでなく
大人にもぜひ読んで欲しい1冊。
作: ニューヨーク・サン新聞「社説」
絵: 東 逸子
訳: 中村 妙子
出版社: 偕成社
こんにちは!たらです。
今日のおすすめ本は「サンタクロースっているんでしょうか?」です。
この本は私が子供の頃にサンタさんから最後にもらったプレゼントなんです。
大人になった今もずっと大切にしています
子供の頃、誰しもが疑問に思いはじめる時期があったと思います。
「サンタさんって本当にいるのかな?」
私もその経験をした一人の子供でした。
この本はそんな疑問を持った私にサンタさんがくれた最後のプレゼントなんです。
今、子供たちに「サンタクロースっているの?」って聞かれたら
私はこの本のおかげで「サンタクロースはいるよ」って 自信をもって答えるでしょう。
今回は私の過ごした子供時代のクリスマスのエピソードを添えて紹介していきたいと思います。
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サンタさんに会いたい!!から、サンタは誰だ??に変わる時
むかーし、昔 私がまだ幼かった頃それはもうクリスマスが大好きでした。
毎年サンタさんに一生懸命お手紙を書きました。
イブの夜は絶対寝るものかと兄と眠い目をこすりながら必死に起きていたものです。
寝たふりをしてサンタさんを待った夜もあります。
それでも 会えたことはありませんでした。
そんな時、だんだんと周りの友達から「サンタなんていないよ」って聞くようになり
「サンタはお父さんとお母さんなんだよ」と話してくる友達もいました。
何度も母に「お母さんがサンタさんなの?サンタさんっていないの?」と詰め寄った事を今でも覚えています。
だんだんとサンタさんはいないんだと、
プレゼントをくれているのは両親なんだと気が付き始めて
サンタさんへのお手紙にも何度も「サンタさんはお父さんお母さんですか?」と書いた記憶もあります。
イブの日に家中プレゼントが隠されていないか探したりもしました。
夢ないですよねー。親を困らせたと思います。
だけど、どれだけ探しても見つけることはできませんでした。両親あっぱれ!!
なので疑いながらも 大好きなサンタさんを長い間信じ続けさせてもらった幸せな子供時代の思い出です。
サンタさんがいないと気が付いたクリスマス
そんな子供でもどんどんと成長し気が付いていく過程があります。
幼い頃には、両親が選んでくれたプレゼントが、
物心ついた頃には、なぜかクリスマス前に両親に話した欲しかった物が枕元にありました。
そして、なぜプレゼントに欲しいものを両親に伝えるのか疑問に思いはじめた頃には
いじわる心で両親に伝えなくなりました。
サンタさんならきっとわかってくれるからって。
やってる事はまだまだ子供ですよね。
そんな年のクリスマス。やっぱり枕元には欲しかった物は届きませんでした。
サンタクロースからの最後のプレゼント
サンタさんからのプレゼントにはいつもは子供の私には読めない英語のメッセージカードが添えられていました。
ですが、その年のメッセージカードは違いました。
日本語で書かれたメッセージカードでした。
お母さんサンタがサンタさんとして最後に選んでくれたプレゼントが
「サンタクロースっているんでしょうか?」というこの本でした。
今、私が「サンタクロースっていないの?」って子供たちに聞かれたら
この本は子供の頃の私のように周りの友達に「サンタなんていないんだ」って言われた8歳の少女が
「サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」と
アメリカのある新聞社に出したお手紙に新聞社が誠実に愛情を込めて答えた実話です。
目に見えるものだけ、手で触れるものだけが信じられるものではない事。
見たことがないもの、見えないものこそ大事な時がある事。
サンタクロースを見たことがある人がいない事がサンタクロースがいないって事にはならない事をこの本は教えてくれます。
この本のおかげで私は大人になった今でもいつかサンタクロースに会えることを楽しみにクリスマスを過ごしています。
今、私が「サンタクロースっているの?」って聞かれたら
「サンタクロースはいるよ」って 自信をもって子供達に答えてあげるでしょう。
子供の頃にはこの本の意味を全て理解するには少し難しく感じる部分もあるかもしれません。
それでも子供なりの解釈で感じ取ることができるでしょう。
そして、きっと少し大人に近づいた時に心に残る1冊となるはずです。
サンタクロースっていないの?って思いはじめた子供たちに☆
いつの間にか目に見えるものだけを信じてしまっている大人たちに☆
手に取って欲しい心温まるおすすめのクリスマス本です。
たら
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