冷蔵庫マットは必要ない？新築や賃貸で敷いて後悔しやすい理由と代わりの対策

冷蔵庫を設置するとき、「床を傷つけないためにマットは敷いたほうがいいの？」と迷いますよね。
私も最初は、冷蔵庫マットを敷くべきかかなり悩みました。

でも調べていくうちに、マットを敷いたことで逆に後悔したという声を多く見かけるようになりました。
水や汁物がマットの下に入り込んで掃除できなくなった、湿気がこもってカビが心配になった、長期間敷きっぱなしで床に貼りついた──そんな理由から「冷蔵庫マットは必要ないかも」と感じる人は意外と多いようです。

私自身も、同じ不安から床全体を覆う冷蔵庫マットは敷きませんでした。
その代わりに選んだのが、冷蔵庫の脚だけを守る「足元マット（パッドタイプ）」という方法です。

この記事では、

• 冷蔵庫マットを敷いて後悔しやすい理由
• 「必要ない」と言われる背景
• 全面マットの代わりになる現実的な対策

冷蔵庫マットを敷くかどうか悩む中で、
私自身が気になったのは「敷いたあとに掃除できないこと」でした。

この記事では、そうした不安とあわせて、
冷蔵庫マットで後悔しやすいポイントや、
代わりになる現実的な対策を整理しています。

冷蔵庫マットは本当に必要ないの？

冷蔵庫マットは「必ず敷かなければいけないもの」と思われがちですが、
実際にはすべての家庭で必須というわけではありません。

「床が傷みそう」「重さで凹みそう」と不安になる気持ちは自然ですが、
冷蔵庫マットを敷かなくても問題にならないケースも多くあります。

まずは、冷蔵庫マットが何のために使われているのかを整理してみます。

そもそも冷蔵庫マットの役割とは

冷蔵庫マットの主な役割は、次の3つです。

• 冷蔵庫の重さによる床の傷や凹みを防ぐ
• 振動を吸収して音を軽減する
• 引っ越しや買い替え時に床を保護する

このように、冷蔵庫マットは「床を守るための補助アイテム」であり、
敷かなければすぐに床が傷む、というものではありません。

敷かなくても問題ないケース

冷蔵庫マットを敷かなくても、
通常の使い方をしているだけで床がすぐにダメになることはほとんどありません。

特に、

• 冷蔵庫を頻繁に動かさない
• 水漏れや結露がほとんどない
• 床材が比較的しっかりしている

こうした場合は、マットなしでも大きな問題が起きにくいです。

注意すべきなのは、冷蔵庫全体ではなく「脚の部分」です。

冷蔵庫の重さは、面で均等にかかるのではなく、
実際には脚の下に集中します。
そのため、床への負担が気になる場合でも、
床全体を覆うマットを敷く必要は必ずしもありません。

「冷蔵庫マットは必要ないかもしれない」と感じる人が多いのは、
こうした構造的な理由があるからです。

冷蔵庫マットを敷いて後悔しやすい理由

冷蔵庫マットは「床を守るため」に敷くものですが、
実際には敷いたことで別の悩みが増えたと感じる人も少なくありません。

ここでは、冷蔵庫マットを敷いてから気づきやすい、
後悔につながりやすいポイントを整理します。

水や汁物がマットの下に入り込む

キッチンでは、水や調味料、汁物をこぼすことは珍しくありません。
冷蔵庫マットを敷いていると、こうした液体がマットの端から下に入り込みやすくなります。

一度入り込むと表からは見えず、
「拭いたつもりでも実は床まで濡れていた」という状態になりがちです。
結果として、床とマットの間に汚れが溜まり、
後から剥がして驚くケースもあります。

掃除できずカビ・湿気がこもりやすい

冷蔵庫は頻繁に動かすものではないため、
マットを敷くと下を掃除する機会がほぼなくなります。

特に、梅雨や夏場は湿気がこもりやすく、
床と密着した状態が長く続くことで、
カビやニオイが気になる原因になることもあります。

「汚れているかどうかすら分からない」という点に、
不安を感じる人も多いようです。

長期間敷きっぱなしで床に貼りつく

冷蔵庫マットは一度敷くと、
何年もそのままになりがちです。

その間に、

• マットが床に貼りつく
• 剥がすとベタつきが残る
• 床材が変色する

といったトラブルが起きることがあります。
特にフローリングの場合は、長期間の密着に注意が必要です。

マットの劣化で色移り・変色することも

冷蔵庫マットは消耗品です。
長く使ううちに、

• 黄ばみ
• 波打ち
• ひび割れ

などの劣化が起こることがあります。

劣化したマットを敷き続けることで、
床に色移りや跡が残ってしまったという声も見かけます。
床を守るためのマットが、逆に床トラブルの原因になる点は、
後悔しやすいポイントのひとつです。

それでも床が心配な人が気にするポイント

「冷蔵庫マットは必要ないかもしれない」と分かっていても、
床のことを考えると不安が完全になくなるわけではありません。

ここでは、冷蔵庫マットを敷かない場合に
多くの人が気にしやすいポイントを整理します。

冷蔵庫の重さで床は凹まない？

冷蔵庫は家電の中でも重量があり、
「長年置いたままで床が凹まないのか」と心配になる人は多いです。

実際には、冷蔵庫の重さが床全体に均等にかかるわけではなく、
負荷は脚の下に集中します。
そのため、床への影響が出るとすれば、
広い範囲よりも脚の接地部分です。

全面を覆うマットを敷かなくても、
負荷がかかるポイントを意識することで、
対策は考えられます。

賃貸だと原状回復は大丈夫？

賃貸住宅では、退去時の原状回復が気になるところです。
特に、

• 床の凹み
• 目立つ傷
• 色ムラ

があると不安になりますよね。

ただ、通常使用の範囲でできた軽微な凹みや経年変化は、
必ずしも入居者負担になるとは限りません。
必要以上に不安になりすぎず、
「どこが傷みやすいのか」を把握しておくことが大切です。

音や振動は対策しなくていい？

冷蔵庫の稼働音や振動が気になる場合、
マットを敷いたほうがいいのでは、と考える人もいます。

ただし、音や振動の原因は、
床との接触だけでなく、設置の水平バランスにあることも少なくありません。

そのため、マットを敷く前に、
冷蔵庫がきちんと水平に設置されているかを確認するだけでも、
音や振動が軽減するケースがあります。

全面マットを敷かない代わりの対策とは

冷蔵庫マットに不安を感じつつも、
「何もしないのはやっぱり心配」と感じる人も多いと思います。

そこで考えたいのが、
床全体を覆わずに、必要な部分だけを守る対策です。

床全体を覆う必要はない理由

冷蔵庫による床への負担は、
面ではなく**点（脚の接地部分）**に集中します。

床全体を覆うマットを敷いても、
実際に重さがかかっているのは脚の下だけです。
それにもかかわらず、広い範囲を覆ってしまうと、

• 汚れや水分が入り込む
• 掃除できない状態が続く
• 湿気がこもりやすい

といった別のリスクが増えてしまいます。

床を守る目的であれば、
負担がかかる場所に絞って対策する方が合理的です。

守るべきなのは「脚の下」だけ

冷蔵庫の脚の下は、
重さが集中しやすく、床に跡が残りやすいポイントです。

そのため、

• 床の凹み
• 小さな傷
• 振動による影響

などが気になる場合でも、脚の下だけを保護することで、必要十分な対策になります。

床全体を覆うマットを敷かなくても、「どこを守るべきか」を理解していれば、過剰な対策をしなくて済みます。

おすすめは冷蔵庫の足元マット（パッドタイプ）

冷蔵庫マットは必要ないと感じている人でも、
床の凹みや脚跡が気になる場合は、
足元だけを保護する方法が現実的な選択肢になります。

そこで検討したいのが、
冷蔵庫の脚の下に敷く「足元マット（パッドタイプ）」です。

足元マット（パッドタイプ）とは？

足元マット（パッドタイプ）は、
冷蔵庫の脚の下に1つずつ敷く小さなマットです。

床全体を覆うタイプと違い、

• 必要な場所だけを保護できる
• 設置が簡単
• 取り外しや交換がしやすい

といった特徴があります。
冷蔵庫の脚の下に置くだけなので、
大がかりな作業は必要ありません。

床全体マットとの違い

冷蔵庫マットには、床全体を覆うタイプと、脚の下だけを守るタイプがあります。

項目	床全体マット	足元マット（パッドタイプ）
保護範囲	床全体	脚の下のみ
設置の手間	大きい	小さい
掃除のしやすさ	ほぼ不可	可能
湿気・カビの不安	出やすい	出にくい

床への負担が集中する部分だけを守るという点で、
足元マットの方が合理的な対策と言えます。

足元マット（パッドタイプ）のメリット・デメリット

足元マット（パッドタイプ）は、
「全面マットは不安だけど、何もしないのも気になる」
という人にちょうどいい対策です。
その理由を、メリット・デメリットから整理します。

メリット

床の凹み・傷防止に十分
　→ 重さが集中する脚の下だけを守れるため

振動や音の軽減が期待できる
　→ 脚と床の間にクッションが入るため

床が密閉されず湿気がこもりにくい
　→ 床全体を覆わない構造だから

価格が手頃でコスパが良い
　→ 必要な数だけ揃えれば済むため

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足元マットは耐荷重が強く、冷蔵庫の脚の跡がつきにくいタイプ。
床全体を覆わないので湿気がこもらず、掃除もしやすいのがメリットです。

デメリット

床全体の防水・防湿効果はない
　→ 水漏れ対策が目的なら不向き

サイズが合わないとズレやすい
　→ 脚サイズを確認すれば回避可能

脚の位置調整が必要な場合がある
　→ 設置時に一度だけ確認すればOK

全面マット・足元マットどっちがいい？

床全体を覆うマットは一見安心に思えますが、
実際には扱いづらさや不安点もあります。

その点、足元マット（パッドタイプ）は、
必要な場所だけを守ることに特化した対策なので、
床の凹みや脚跡が気になる人にはちょうどいい選択です。

冷蔵庫マットが不要な人・必要な人の違い

冷蔵庫マットは「敷くべき」「敷かなくていい」と
一律に決められるものではありません。
生活環境や重視するポイントによって、向き・不向きがあります。

ここでは、冷蔵庫マットが必要ない人と、
検討してもいい人の違いを整理します。

冷蔵庫マットが必要ない人

次のような考え方や状況に当てはまる場合は、
冷蔵庫マットを無理に敷く必要はありません。

• 床全体を覆うことに不安がある
• 掃除しにくいものはできるだけ避けたい
• 水や汚れが入り込むリスクを減らしたい
• 冷蔵庫の脚跡だけを対策できれば十分
• 設置や管理はできるだけシンプルにしたい

このような人は、
全面マットにこだわらない選択の方が合っています。

冷蔵庫マットを検討してもいい人

一方で、次のような場合は、
冷蔵庫マットを検討する余地があります。

• 床材が柔らかく、広範囲の保護を重視したい
• 引っ越しや買い替えを頻繁に行う予定がある
• 冷蔵庫下の汚れや水漏れ対策を最優先したい
• 管理やメンテナンスの手間を許容できる

ただし、この場合でも
「床全体を覆うことによるデメリット」があることは、
理解した上で選ぶことが大切です。

FAQ（よくある質問）

まとめ｜冷蔵庫マットは「広く敷かない」が正解

冷蔵庫マットは、すべての家庭で必ず必要なものではありません。
敷かないからといって、すぐに床が傷んだり、
大きなトラブルにつながるケースは多くありません。

一方で、床全体を覆う冷蔵庫マットは、
汚れや水分が入り込む、掃除できない、
長期間敷きっぱなしになると貼りつきや変色が起きるなど、
後悔につながりやすい面もあります。

床への負担が集中するのは、冷蔵庫の脚の下です。
そのため、対策が必要だと感じる場合でも、
床全体を覆うより、脚の下だけを守る方が現実的です。

冷蔵庫マットを敷くか迷っているなら、
「広く守る」よりも「必要な場所だけ守る」という視点で考えると、
自分に合った選択がしやすくなります。