『彼らが本気で編むときは、』
優しさに満ちたトランスジェンダーのリンコと彼女の心の美しさに惹かれすべてを受け入れる恋人のマキオ。そんなカップルの間に現れた愛を知らない孤独な少女トモ。
桜の季節に出会った3人がそれぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日感を描いた物語。
「裏表紙より」
原作:萩上直子
絵:今日マチ子
ノベライズ:百瀬しのぶ
出版:PARCO出版
こんにちは!たらです。
今日のおすすめ本は「彼らが本気で編むときは、」です。
この本は私の大好きな映画「かもめ食堂」や「めがね」「トイレット」を監督された
❛❜萩上直子❛❜監督の初のオリジナル脚本映画【彼らが本気で編むときは、】の、ノベライズ本になります。
母親に育児放棄されたトモとその叔父マキオとその恋人トランスジェンダーのリンコとの60日間の共同生活を送るさまを描いた作品です。
本も映画もおすすめ!できたらどちらも読んでほしい!!観て欲しい!!
映画【彼らが本気で編むときは、】脚本・監督 萩上直子さん
今回ご紹介しているのは映画のノベライズ本になりますので、まずは原作のご紹介。
私は映画「かもめ食堂」にはまり萩上直子さんの監督する作品が大好きになりました。
特に小林聡美さん・もたいまさこさんのコンビが主演する映画はシュールさと何とも言えない空気感、ストーリも、映像も、セリフも、会話と会話の間でさえ、まるごと 癒しとなる萩上直子ワールドを一度知ってしまうとファンにならずにいれません。
【彼らが本気で編むときは、】は、そんな萩上直子監督が初めて脚本も務めた映画で
LGBTという難しいテーマに挑んだ心温まる作品になっています。
【生田斗真】さんがトランスジェンダー役という難しい役どころに挑戦した事でも注目を浴びました。
生田斗真さん自身も「役者人生の中で最も苦労した役だった」と言われています。
さまざまな【愛】について深く考える作品なので映画版も是非ご覧ください。
脚本・監督:萩上直子
1972年生まれ。映画監督。
主な監督作品
「かもめ食堂」
「めがね」
「トイレット」
「彼らが本気で編むときは、」など。
ノベライズ本「彼らが本気で編むときは、」 ノベライズ:百瀬しのぶ 原作:萩上直子
百瀬しのぶ
1967年生まれ。作家・ライター。
映画・ドラマのノベライズ、ノンフィクション、インタビュー原稿を中心に活動するフリーライター。
ノベライズ本なのでもちろん映画と同じ内容なのですが、映画とはまた違う良さを感じられます。
それは百瀬しのぶさんが映画を見ていない人にもどう伝えるかという事を常に考えて書かれたノベライズ本だからだと言えます。
萩上直子監督が伝えたい言葉や態度に隠された奥深い気持ちや、そこにある空気感までもをとらえて
小説にしているからこそ、読んでいて引き込まれ、その情景が頭の中に浮かぶものになっています。
是非映画を見た方もノベライズ本も読んで頂きたい!!
先に本を手にされた方は映画も観てほしい!!
トランスジェンダーにネグレクト
難しい問題をテーマに
男だとか女だとか
普通だとか普通じゃないとか
母だからとか母じゃないとか
そーいうのを とっぱらた愛。
血が繋がってなくたって 愛は生まれる。
それでも 血の繋がりに勝てない愛の形もあったり。
何があっても子供にはとって母は唯一無二なんだろう。
強く優しく大きな愛に溢れたものがたり。
きっとあなたの中にある愛を揺さぶるはずです。
追伸
彼らが本気で編んでいたものは一体何だったのか?それは是非ご自身でお確かめ下さい☆
たら
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