こんにちは!たらです。
今回は家を建てる時に必ず選択することになるお風呂場についてのお話です。
我が家のお風呂はパナソニックのオフローラを採用しました。
どのメーカーを選定されてもお風呂の設備は共通する部分が多いので我が家の経験を元に
後悔のないお風呂場作りになるようにこれからお風呂場選定をされる方へのポイントをまとめていきます。
まずはよりよい打ち合わせを行うために、打ち合わせ時のポイントをお伝えします。
工務店やショールームでの打ち合わせでの希望の伝え方
注文住宅で新築する時は一から選んで決めていく事が多くて大変ですよね。
大抵は契約した工務店で指定する設備標準メーカーが決まっています。
我が家の場合は各箇所の設備標準メーカーはほぼパナソニックで提案されました。
決められた設備を決められたメーカーから選ぶ方が金額的に抑えられる事もありますが、
注文住宅は自由度は高い事がメリットなので、違うメーカーのものが希望の場合は工務店にメーカーの変更を相談してみてください。多少金額は上がってしまう事がありますが、変更は可能な場合が多いです。
たとえば我が家も洗面所の洗面台はパナソニックで希望のものがなかったので別のメーカーより選定致しました。
更に、選定メーカーの中でも各設備ごとにベースライン(標準仕様)となるものが決まってはいますが、実際には選べる種類がいっぱいあり、こだわりだすと蛇口一つにしても様々な素材や色や形などの中から選定する必要がでてきます。
家を建てる為には決める事・選択する事が本当にいっぱいですね。
いかようにも変更は可能ですよ
(※金額のアップ・ダウンあり)
なーんて言われると嬉しい反面、色々迷ってしまいお風呂場を決めるだけでも大変な作業になってしまいます。
そこで、まずは打ち合わせ時のポイントです!!
お風呂場だけではなく、どこの部分の選定においてもですが
『どうしたい』だけでなく『なぜそうしたいのか』をまとめておく事です。
お風呂場の打ち合わせを例にすると、
たとえば 浴槽について
・どうしたい→「大きめの浴槽にしたい」
だけでなく
・なぜそうしたい→「足を伸ばして浴槽につかりたい」
と伝えるべきなんです。
「大きめの浴槽にしたい」だけだとどのぐらいから大きめと判断するのかには個人差があって相手に伝わりにくいですが、
「足を伸ばして浴槽につかりたいので 大きい浴槽が希望です」まで伝えておくと
お家の大きさも考慮した足を伸ばして入れる浴槽サイズを提案してもらえます。
また、なぜそうしたいかを伝えることで、自分自身では思いつかなかった希望を叶えるプロ(専門家)の提案が聞けたりします。
たとえば お風呂の壁について
・どうしたい→「木目柄の壁にしたい」
だけでなく
・なぜそうしたい→「掃除を楽にしたいから」
と伝えるべきなんです。
「木目柄の壁にしたい」だけだとその柄が気に入って選んだんだろう。と、ではそれでいきましょう!と、決定になってしまいます。が、
「掃除を楽にしたいので出来るだけ水垢などが目立たたなそうな色の木目柄にします」まで伝えると
『木目柄も素敵ですけど、水垢やお掃除の事をお考えでしたら今お考えの壁柄よりもお掃除に向いているものもありますので お伝えしますね。』と、プロ(専門家)の提案を聞けるわけです。(経験談です。後述あり。)
というように、
打ち合わせのポイントは
「どうしたいか」より重要なのは 「なぜそうしたいのか」の部分もしっかり伝える事です。
是非 なぜそうしたいのかまで伝えましょう!!
ではここから実際に我が家のお風呂の選定についてのこだわりやその理由、1年住んでみての感想などをまとめていきます。
・お風呂設備で何を気にしたらいいか気になる方
・パナソニックのお風呂(オフローラ)のオプション選びで後悔したくない方
・オフローラの使い心地を知りたい方
お風呂(ユニットバス)のメーカーを決める
・パナソニック オフローラ
我が家の場合、パナソニックが標準設備となっていました。
お風呂に関しても同じくパナソニック(オフローラ)が標準でした。
ショールームに行ったところ特に突出して気になるマイナス点はなかったので
他メーカーさんへの変更も可能でしたが、どこのメーカーも一長一短だと考えメーカー変更は考えませんでした。
あえて言うならば、TOTOの『ほっからり床』が気になっていましたが、検索するとタイル目が細かすぎて掃除がしにくいとかカビやすいなどのデメリットも目にしたので金額アップしてまでメーカー変更する必要はないと判断し、
標準のままパナソニックのオフローラシリーズを選定しました。
オフローラシリーズに決定してお風呂設備を選ぶことにしましたよー。
お掃除しやすいお風呂シリーズとして定評があるので我が家にピッタリ★
我が家のお風呂場へのこだわりの3点
我が家のお風呂場選定で譲れないこだわりとして挙げたのは3点
①足を伸ばしてお風呂に入りたいから足を伸ばして入れる浴槽!!
②タオルバーやラックは後々マグネット式のもので揃えたいから壁にはマグネットがついて欲しい!!
②掃除がめんどくさいから出来るだけ掃除を楽にしたい!!
この3点を大軸に設備を検討していきました。
叶えたいことがブレないように、選定で何かを悩んだ時にはこの3点に重点を置いて検討しましたよ。
我が家のお風呂場標準仕様の紹介と変更点や選定ポイント
主な我が家のお風呂標準設備
(Panasonic オフローラ)
- サイズ 1616
- ドア 2枚折れ戸
- 床 スミピカフロア(ささっと排水溝仕様)
- 浴槽形状 アーチ浴槽
- 浴槽 スゴピカ浴槽
- 排水栓 ポップアップ排水栓
- 風呂フタ 断熱組みフタ
- 風呂蓋フック 組フタフック(1点フック)
- 浴槽エプロン
- 壁柄 1面アクセントパネル
- 換気システム Rinna浴室乾燥暖房機
(※工務店さん指定標準がもともとパナソニックではなかった) - 照明
- ミラー スリムミラー
- カウンター スゴピカカウンター
- 洗い場水栓 スゴピカ水栓
- シャワーヘッド・ホース メタル(ホース:シルバー)
- シャワースライドバー
- タオル掛け
- 物干しバー
標準仕様に目を通した後、まず理想を現実化する為に気になる点を質問をしました。
まずは こだわりポイントの壁にはマグネットがついて欲しい!!がクリアされました!!
質問への返答を踏まえて標準仕様で変更した点を中心にお話していきますね
・サイズ 1616
ユニットバスには「サイズ」があります。
1316とか1616などと表現されます。
この数字が何を意味しているかと言うとシステムバスの内寸のサイズを示しています。
例えば 我が家の標準の1616サイズは内寸が1600㎜×1600㎜と言う意味です。
1616サイズは1坪のお風呂とも表現されます。
1616サイズはお子さんと入るには少し洗い場が狭く感じられる方もいらっしゃるかもしれないサイズです。
その場合は1618や1621(約1.25坪)サイズなど1616より洗い場の幅が広いサイズを選ぶことは可能です。
早くも悩んでしまいそうですね。
ですが我が家の場合は16坪の小さなお家。
あれもこれもは叶えられません。妥協点を持つことも注文住宅で家を建てる時の大事なポイントです。
賃貸マンションに住んでいた時は足を伸ばすには少し足りないサイズ(1316 0.75坪)で入浴していたので新築時はしっかり足が伸ばせる浴槽が憧れでした。
- 足を伸ばして入れる浴槽にしたいので最低でも1616サイズが必須。
- 洗い場をもう少し広く取りたい場合はサイズ(1618以上)への変更が必要。
ここで理想と現実をしっかり考える必要があります。
お風呂場への譲れないこだわりは『足を伸ばして入れる浴槽!!』
そして我が家は小さなお家!!
一日の疲れをゆっくりとる大事な空間ですのでその場所のサイズを削りたくない、かといって贅沢に大きくするだけの余裕もない。
小さすぎず大きすぎず、我が家の希望を叶える為に必要なサイズは標準のまま1616サイズでした
・ドア 2枚折れ戸 → 引き戸へ変更
選べる扉の種類は主に3種類で「折れ戸」「開き戸」「引き戸」です。
標準はだいたいどのメーカーでも折れ戸になっています。
・折れ戸
私は3か所の賃貸住まいの経験がありますがその時はすべて折れ戸仕様でした。
とにかく折れ戸は気を付けても気を付けても、構造が複雑な為、気が付くと折れ曲がる個所の水垢やカビの頑固な汚れに悩まされました。
一番安価であるというメリットに気持ちが揺れる事は全くなく、折れ戸に関しては 過去の経験から何があっても選ばない扉でした。
掃除を楽にしたい!!の観点から折れ戸は絶対却下!!
・開き戸
比較的安価で 掃除も3つの中で一番楽とされており、扉にタオルバーが取り付け可能とうメリットがありますが
開き戸はお風呂場に向けてドアを開くので浴室内が狭く感じてしまうデメリットがあります。
またドアを開けたままでの浴室内での作業は行いにくいです。
浴室を広くとれるおうちではアリかもしれませんが1616サイズのお風呂場である我が家では浴室内外スペースを有効に使いたいので却下としました。
また、開き戸は浴室内で人が倒れてしまった時などの緊急時にドアを開ける事が困難になってしまう可能性があるので高齢者がいるご家庭ではよく考慮した方がいいと思います。
・引き戸
お風呂場を広々見せたい・出入りの楽さ・安全・掃除もしやすい♪
引き戸の最大のメリットとしてはドアの開閉にスペースが不要ということです。
小さな家の我が家としては大事なポイントになります。
デメリットとしては他の扉に比べて価格が高めであるという事ですが、それ以上にメリットが大きいと考え引き戸に決定!!
余談ですが、
我が家の場合、お風呂場以外もほぼ引き戸です。デメリットとして割高になってしまう事と引き込み部分の壁が使えないので有効な壁が減ってしまうという事がありますが、うまく設計すれば小さな家を建てる方にとって大きな味方になってくれるのが引き戸だと私は考えます。
レールの掃除が大変と書かれた記事もありましたが我が家は引き込み側レールも掃除しやすいように家具を配置しているので気になった時にティッシュでサーッとふき取る程度で綺麗は保ててます。
メリット | デメリット | |
折れ戸 | 安価である。 開け閉め時にやや省スペース。 | 開け閉めしにくい。 折れ曲がるところへの汚れがたまりやすい 掃除が大変。 |
開き戸 | まぁ安価である。 掃除が楽。 ドアにタオルバーが取り付けられる。 | 開け閉めにスペースが必要。 内側に人がいると開けられない。 ※緊急時に不安がある |
引き戸 | 出入りが楽。 開け閉めした時一番省スペース。 | 割高。 引き込みスペースがいるので有効な壁が減る。 |
・風呂フタ1点フック → 3点フックに変更
これ見逃しがちなので要チェックです!!
パナソニックのフタフックの標準は1点フックです。
どういうものかというと
こんな感じにフタの抑えに上側にフックが1点つきます。
これだとフタを浴槽に置く事にとなり、フタと浴槽が接地してしまいカビや水垢の原因になります。
掃除する時も手間になります。
これだと掃除を楽にしたい!!という私の願いは叶えられないので
金額アップして3点フックに変更しました。
こんな感じになります。フタを浮かせると水滴の乾きも早いですし、
浴槽掃除の時もフタを持ち上げるなどの手間が省けます。
更に細かいですがフックをどの位置に取り付けるかもしっかり指定しました。
なぜなら どちら側を頭にしても湯船に浸かれるようにしたかったからです。
浴槽に入ってフタに頭があたってしまわない位置で、尚且つ
あまりに上過ぎずにフタの出し入れがしやすい高さ。
どちらも満たす絶妙な位置を指定させて頂きました。
またまた余談ですが、
何かを取り付けてもらう時、どの位置に取り付けたいかも指定した方がいいですよ。
指定しない場合、一般的な個所に付けてもらえればまだいい方で
まさか!!な場所に付けられちゃう場合往々にしてあります。
こだわりがある場合は特に床から〇〇センチのところとか、
壁の端から〇〇センチのところに、と必ず伝えるようにする事をお勧めします。
・壁柄 1面アクセントパネル
オフローラの壁の標準仕様は1面のアクセントパネルです。
残り3面は選んだアクセントパネルの柄によって周辺パネル用のホワイト系パネルの2種類どちらかがセット扱いになります。
グレードを上げれば(金額アップすれば)全面をアクセントパネルにもできますが、広々としたお風呂以外での全面アクセントパネルはくどくなりがちなので我が家はもちろん標準仕様にしました。
アクセントパネルの柄に関しては好みがあると思うのですが、是非我が家の選定理由をご参考に最終決定してみてください!!
と、言いますのも私自身も絶対これにする!!と決めてた柄があったのですが、結果的には別の柄を選定しました。
そして今、最終決定した柄でよかった~って思えているので
好みの柄で即決めてしまうのではなく、以下にお話しする内容も選考理由にプラス考慮してみてください。
数ある柄から我が家が一番に選んでいたのはメープル柄でした。
なんか木目柄のお風呂って憧れません?絶対これ!!と ショールームに行く前からイメージしてたほどです。
が、
ですが、ですがです。
よくよく考えてみたんです。
結果としては我が家は「ガラスタイルホワイト柄」に決定しました。
これに最終決めた理由は2つあります。
まず沢山の柄があるのでまずは消去法でカラーを絞りました。
①濃い色はお掃除が大変!!だから出来るだけ淡い色を選ぶ
ダーク系カラーや黒系アクセントパネルはカッコいい重厚なお風呂場にしたい方が選択される人気カラーではあるようですが、やはり濃いカラーはを選ぶと圧迫感も、もれなくついてきます。
広い大きなお風呂ならアリかも?!
また、ショールームの担当者さん情報で
濃いお色を選ぶと水垢が白く浮き出て目立ってしまうなど掃除が大変になるという事があるとの事。
しっかりふき取りなどしておかないと 水跡が残っちゃったり、傷も目立つらしい・・・。
そこでまずは色選定が出来ました。
我が家のお風呂は1616サイズだからこそ少しでも広いイメージにしたいので圧迫感がでる濃い色は避けたい
そして、
何度も言いますが掃除を楽にしたい!!わけなので、
まずはダークカラーは却下となりました。
結論:淡い色を選択すると広見えするだけでなく掃除も楽ちん♪
そして、2つ目これが盲点でした!!
②壁の仕様は実は2種類あった!!
これを聞くまでは 最初に言っていた木目のメープル柄にぞっこんだったのですが。。。。
柄によって壁の仕様が違ったんです
壁の仕様の種類は3点「鏡面」・「光沢」・「マット」に分類されそれぞれ壁の表面の手触りが違います。
壁の仕様 | 手触り | |
鏡面 | つややかな表面加工が光を反射し、輝きに満ちた浴室をつくります | ツルツル |
光沢 | 表面加工での凸凹が上品な輝きを持つ壁 | ほぼツルツル |
マット | ツヤ感を抑え、落ち着いた雰囲気を演出します | マット |
更に
- アクセントクロスは柄によって「鏡面」と「マット」の2種類あり、
- アクセントクロスでどちらの仕様の柄を選ぶかによって周辺パネルの仕様が「光沢」か「マット」のホワイト系の壁が自動的に決まります。
簡単にまとめると
- アクセントクロスが「鏡面」の場合、周辺パネルホワイト系「光沢」
- アクセントクロスが「マット」の場合、周辺パネルホワイト系「マット」
の組み合わせが標準仕様なのです。
ここで気が付いたのが選ぼうとしていたメイプル柄の仕様は「マット」だったんです。
つまり、メイプル柄を選ぶと壁全体がマット系質感になってしまうという事。
光沢がなくマットであるからこそ落ち着いた雰囲気に仕上がるのですが
掃除は絶対ツルツルの方がしやすく汚れも付きにくい。
何度も言いますがお風呂場への求める気持ちは掃除を楽にしたい!!わけなので、
メイプルを止めて鏡面のガラスタイルホワイト柄に決定しました。
結論:壁の質感は盲点なので是非頭の片隅に入れておいて損はなし!
ここまで 、いかがでしたでしょうか?
読んで頂く中で皆さんのこだわりポイントが見つかりましたか?
私のこだわったポイントとはまた違ったものが見つかったかもしれませんね。
後で後悔する事がないようにするには 住んでるイメージを膨らます事だと思います。
私は実際の建築に至るまでに何度も空想の中の家に住みました。そうすることで見える事がたくさんあるからです。
次回は
『必見!!これを見れば新築一戸建ての後悔しないお風呂設備が選べます②』~お風呂場選定のこだわりポイント 引き算と足し算~
です。
引き続きお風呂場の選定記事楽しんで頂けると嬉しいです。
それではまた!!
今回はここまです。
『必見!これを見れば新築一戸建ての後悔しないお風呂設備が選べます② =Panasonic オフローラ=』にて引き続き
我が家のお風呂場標準仕様の変更点などをお伝え致しますね。是非ご覧ください!!
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