
こんにちは!たらです。
「もう油は少量で使い切るし、オイルポットなんて“いらない”よね。」
そう思っていた私が、キッチンからオイルポットをそっと撤去した日。シンクの横がすっきりして、“これでいい”と一瞬満足したものの…それはほんの束の間のことでした。
今回はオイルポットをやめて気が付いた事についてのお話です。
オイルポットを撤去して数週間が過ぎた頃、私は気づき始めました。料理のたびに油の使い勝手が悪くなること。
使い切るつもりが、少しだけ余る油。
その行方に困って、捨てるしかなくなることも。
そして何より、揚げ物が面倒くさくなって、好きなのに遠ざかってしまっていたこと。
オイルポットを“やめた”から見えてきた、料理との距離感。
今回はそんな私の体験を通して、あえてオイルポットをおすすめしたい理由を語ります。
油を“使い切る”だけの生活に感じた窮屈さ
「料理の自由を失うとは思ってなかった…」
「揚げ物はたまにしかしないし、油はその都度使い切るのがスマート」
そんな考えから、私はオイルポットを手放しました。
最初はなんの違和感もなく、キッチンの省スペース化にも成功。ところが、次第に気づくのです。「今日、揚げ物作ろうかな…」と思っても、油の量がネックになってしまう。
必要な分だけ使うのは理想だけれど、料理ってもっと自由でいいはず。油の在庫や処理を気にしすぎると、気軽にチャレンジできないレシピが出てくるんです。
結果として、揚げ物だけでなく、炒め物でも「このくらいで我慢しよう」と妥協するように。料理の選択肢が狭まり、何より、台所での楽しさが減ってしまいました。
廃油処理が“ちょっと面倒”から“かなりストレス”に変わる日
「毎回の『油、どうしよう』が積み重なるストレス」
「使い切る」とは言っても、少しずつ余る油。ほんの小さな量でも、繰り返されると処理が重くのしかかります。
新聞紙や吸い取り紙で処理するのも限界があるし、ゴミの分別や臭いも気になる。何より、使えるはずの油を捨ててしまう罪悪感が、じわじわと心に残る。
オイルポットがあれば、そんな悩みはほぼゼロに。
手放してみて初めて、この“ちょっとのこと”が積み重なるりストレスに感じてきました。

揚げ物との距離感が変わるきっかけ
「好きだけど面倒」をひっくり返した小さな道具
私は揚げ物が好きでした。サクサクの天ぷら、ジューシーな唐揚げ。
でも、オイルポットがないと、油の用意から処理まで一連の手間を考えてしまい、「まあ今日はやめとこうか…」と諦めることが増えていました。
ところが、オイルポットを復活させたら、驚くほど揚げ物が身近に感じられるように。
最新のオイルポットには活性炭フィルターなどの機能がついていて、油のニオイや汚れも気にならない。
再利用に抵抗があった私も、ろ過後の油の清潔さを見て、すっかり安心できました。
「面倒」だった揚げ物が、「やってみようかな」に変わる。それだけで食卓の楽しさが増すんです。

“ないと困る”とは思ってなかった…でも、やっぱり戻した理由
「手放して気づいた、不便さとその価値」
「なくても平気」そう信じていたけれど、実は“快適な料理生活”に必要だったのは、あの存在でした。
オイルポットのある生活は、料理に余裕をもたらしてくれます。「ちょっと残った油を、次回の炒め物に使おう」といった工夫が自然にできる。
料理を「楽しく、心地よく、自由に」するには、ほんの少しの工夫と、助けてくれる道具が必要。
私にとって、オイルポットはそのひとつでした。手放して気づいたその価値を、今は声を大にして伝えたいと思っています。
料理をもっと自由に、もっと気楽に楽しむために。
「オイルポット、やっぱり必要かも」
そう思い直した私の声が、誰かのキッチン習慣のヒントになればうれしいです。
コメント